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にぎわい 「本格焼酎」お客様インタビュー vo.05 天空の森 主人 田島 健夫さん TATEO TAJIMA

「ドレスコードは裸」。俗世を忘れ、人間が“人”に還るステージを用意すること。それが私どものやるべきことなんです。

日本のみならず世界各国のセレブリティが訪れる「天空の森」ですが、
その創造には大変なご苦労があったと思います。
その頃のお話を伺ってもよろしいでしょうか?

私が最初に作ったのは「忘れの里 雅叙苑」でした。これは当時オンリーワンのものでしたが、日本の至る所でコピーされるようになりました。ならばと考えたのが都市国家を造ることでした。国には文化が必要ですから、簡単にはコピーされないだろうと。それが「天空の森」の原点です。
「馬鹿じゃない?」と言われましたよ(笑)。でも、これは私の持論ですが、「10人のうち8人が賛成するプロジェクトは失敗する」と思っています。私の中に確かなビジョンがあって、それを粛々と形にしていけば、必ず実現する。だから周りが何を言っても関係ないんです。
とはいっても、不安に思うことはありました。「天空の森」も元はただの荒れ果てた山。布袋竹(ホテイチク)という竹が全面に生えていました。それを切るところから1人で始めました。最初は楽しかったんですが、途中から頭のなかで計算を始めてしまうんです。
そうなったらダメですね。1本の竹を切るのに10回ノコギリを引くとするでしょ?そしたら10本で100回、100本で1000回、この山全部で…って、もう無限にあるわけだから(笑)。本当にきついときは、かぐや姫が出てこないかなって思ってました。これだけ竹を切ってるんだから1度くらい出てきてくれたっていいだろうと(笑)。でも、ひたすら切るしかないと、パッと切り替えた瞬間がありました。そうなると大丈夫で、切り開いた土地を見て感動したり、地形の面白さに気づいたり。それが勇気になりましたね。
オープン前のある日、ここに泊まりたいという方が現れましてね。まだ無理だとお断りしたんですが、どうしてもと言う。それで、諦めてもらおうと15万円という額を提示したら、あろうことかOKだと言うんです。それが天空の森の料金設定となりました。1泊2~3万円の時代に15万円です。それでも「天空の森」に夢を見て、泊まりに来てくださる方がいる。そのとき、“価格とはクオリティだ”ということに気づきました。むやみに価格を下げるのではなく、それに見合うクオリティを提供すればいいと考えています。

「夢は叶えるものですからね。[天空の森]は、私が20年ほど前に夢見た世界そのもの。私にとっては“懐かしい未来”とも言えるんです」

「天空の森」にとってのクオリティとは何でしょう?

「私が会いたくても会えない実業家の方々、最前線で活躍されている方々が、私どもが造ったモノ・コトに会いに来てくれる。この上ない誇りです。」

ゲストをお迎えして思うのは、「幸せってなんだろう?」ということです。「天空の森」のゲストはビジネスで成功されている方が多い。つまり、お金も地位も名誉もお持ちの方。そんな方々が「夢が持てなくなった」と仰るんです。食べたいものを食べて、着たいものを着て、世界各地を旅して、それでも心の何処かに虚しさが残る。豊かさと幸せは違ったということです。心の虚しさを埋めるために、こちらへいらっしゃるんですね。
「ドレスコードは裸です」。これは「天空の森」をご紹介するときに使う言葉のひとつです。「つばめの巣」というヴィラを利用されたゲストからいただいた言葉でした。その方々はご夫婦で、露天風呂に入っている最中に急な雨に打たれた。それで、二人で手を繋いで急ぎヴィラに戻られた。美しい自然の中、一糸まとわぬ姿で二人、駆けた。その体験がとても新鮮だったようで、「裸族ってこんなに気持ちが良いんですね。「天空の森」の、ドレスコードは裸ですね」と。ゲストの皆様は、様々な肩書きを背負っていらっしゃいます。そういう方は礼儀正しく、身なりもきちんとしていらっしゃる。でも、ここでは両方とも必要ないものです。そうした俗世を忘れて、人間が“人”へ還るステージを用意すること。それが私どものやるべきことなんです。
その方法の中に、私の場合には“最大の弱点を最強にする”というものがあります。“お金がない”ではなく、“お金じゃない”ということなんです。「天空の森」の敷地内には畑がいたるところにあり、お食事として提供するお野菜のほとんどを賄っています。今、座っている椅子も、フランク・ミュラー氏がいらっしゃるというので急遽用意したもの。彼を歓迎する気持ちを私たちなりの方法で表現したい。しかし、当時は椅子も充分にない中、どうする?と話し合い、ならば作ろうと。森の中に入り、椅子1つのために10~20倍の木を集めるんです。風倒木から切り出し、磨き、制作しました。そうしましたら「私のために!」とフランク・ミュラー氏も感動してくださって。おもてなしは、きちんと形にしないと伝わらないんですね。

今後の展開で考えられていることはありますか?

これからのことを考えるのは、私たちにとって難しいことじゃない。ゲストの夢を叶えることが、「天空の森」のすべきことだからです。
例えばこんなお話をいただきました。「二人で手を繋いで歩くための道がほしい」と。高名な方だとプライベートな時間・場所を持つこと自体が難しい。人の目を気にせず、手をつなぐ喜び。“人”としての喜びを一本の道に求めていらっしゃったんですね。あぁそうかと気付かされまして。美しい川の辺りに、1本の道を整備しています。
かっこよく言えば、たった1組のゲストのために、ロマンティックな道を造っている。何千本か何万本か、竹を切り、その根を取る、気の遠くなる作業です。ですが、ゲストの夢は私たちの夢でもありますから、それだけの労力をかける価値があると思っています。

「他にも考えていることはあるけれど、やはり“できるわけない”と言われてます(笑)。それを可能にするには、問題を一つずつクリアしていくしかない。やり始めると、どうにかなるものです。」

あえて「未完成」と表現したい。世界に通用する日本のお酒として、無限の可能性をこの焼酎に見たからです。

『百瑠璃』を飲んだ、率直なご感想をお聞かせください。

「幸せな香りですな(笑)」『赤瑠璃』の香りを楽しむ田島さん。その語り口は非常に滑らかで、一遍の物語を語っているよう。

実に“たおやか”な味わいですね。誰と飲もうか、どんなシチュエーションで飲もうか、想いを巡らせるのも楽しいロマンに満ちた焼酎です。この焼酎のブレンダーは、芋や麹と語っているようですね。売れる焼酎を作るのではなく、それぞれの個性を最大限に引き出した。そんな風に感じました。まさに芸術品ですよね。
ですが、私はあえて「未完成」と表現したい。実は私も、この言葉をいただいたことがあるんです。それは先ほどもありましたフランク・ミュラー氏との会話の中でした。彼が「天空の森」でパーティを開いてくださったときに「なぜここを会場に選んでくださったのですか?」と尋ねたんです。そしたら「未完成だからだ」と。そしてこう続けました。「我々の時計もまた、未完成なんです」と。世の中で一流と呼ばれるものは、常に品質の向上に挑んでいますよね?つまり未完成とは無限の可能性。もっと伸びるってことなんです。
霧島酒造さんも100年という節目を越えて、一歩一歩完成へ向かっているなと。南九州の焼酎ではなく、スコットランドのウィスキー、フランスのブランデーのように、世界に通用する日本のお酒になったと『百瑠璃』を飲んで感じました。焼酎はスピリッツ(蒸留酒)ですよね?『百瑠璃』を生み出したのはスピリット(哲学)なんですよ。100年の中で培われた、初代から続くスピリット。それを受け止めた造り手の方々のスピリットの結晶。日本国内を席巻した『黒霧島』。あれもすごかったですが、そこからさらに焼酎の可能性を追い求めたことが素晴らしい。利益だけを追求すれば生まれてこない焼酎だったと思います。パイオニアって、そういうものかもしれませんね。

食事とともに「白瑠璃」、食後にゆっくり「赤瑠璃」を。素敵な夜へのパスポートになる焼酎ですね。

フルーティで華やかな香りの「赤瑠璃」、クリアでありながら余韻豊かな「白瑠璃」。
田島オーナーならどんなシチュエーション、またはどんなお料理と楽しみたいですか?

食事とともに楽しむなら『白瑠璃』、食後にゆっくりと味わうなら『赤瑠璃』でしょうか。どちらもロックでいただきたいです。この二つの焼酎からは夏の香りがしますね。というのも、鮎が美味しい時期には川から西瓜の香りがするんです。そして、落ち鮎の時期にはホトトギスという花からきゅうりの香りがする。そんな季節のことを想像したときに、この焼酎が合うなと思ったんです。
私個人として感動的に思うのは、世界からいらっしゃるゲストに対して、心からおすすめできる焼酎に出会えたということ。これまではゲストに焼酎を勧めることはあまりありませんでしたが、世界に通用する、本当にいいものを造っていただきました。この焼酎に追いつけるよう、私たちも食と場所のクオリティを追求したいですね。
「天空の森」で、ゲストは月の明かりや満点の星空に酔い、ともに過ごすパートナーに酔う。そんな素敵な夜へ誘う、パスポートになれる焼酎だなと思いました。

「この焼酎を作ったブレンダーはすごいね。さつまいもと霧島裂罅水、そして匠の技。それらを飲んだときに幸せと思えるように溶け合わせなければならない。それはテクニックどうこうではなく“ラブ&ピース”だよね(笑)。そういうスピリットがないと生まれないと思います」

創業から100年、いよいよ日本を代表するナショナルブランドになったのだと感動しています。

最後に、霧島酒造へ向けてメッセージをお願いいたします。

「この焼酎を作ったブレンダーはすごいね。さつまいもと霧島裂罅水、そして匠の技。それらを飲んだときに幸せと思えるように溶け合わせなければならない。それはテクニックどうこうではなく“ラブ&ピース”だよね(笑)。そういうスピリットがないと生まれないと思います」

1980年代に、焼酎の商品開発会議を「忘れの里 雅叙苑」で開いていただいたことがあり、その頃から霧島酒造さんのことはよく存じ上げております。創業から100年の節目に生まれた『百瑠璃』。この焼酎で、いよいよローカルからグローバルへと舵を切ったのだと、私は感動的に見ております。日本を代表するナショナルブランドになったのだと。世界に通用する日本の品は数少ない。そんな中で、人間が生きていく上で一番大切な飲食の"飲"のカテゴリーから、世界基準のお酒が生まれた。それも南九州の霧島酒造さんから。これは革命と言って差し支えないのではないでしょうか。
年に一度、必ず「天空の森」に宿泊される方で、お酒の本場を旅する方がいらっしゃいます。ウィスキーならスコットランド、ウォッカならロシアといった具合です。その方に霧島酒造さんの『黒霧島MELT』を飲んでいただいた。そうしましたら「これが焼酎ですか?」と驚き、喜ばれました。「本格的になりましたね」と。
これからも、国内外のゲストの方が霧島酒造さんの焼酎に驚かれるでしょう。酸いも甘いも味わい尽くした方々が、一瞬立ち止まるのです。「すごいですね」と。それは、私たちにとっても非常に誇らしいことです。私たちも、霧島酒造さんの“作品”を頼りにして世界へ挑みたいと、そのように考えております。

[取材地]
天空の森
[住所]
〒899-6507 鹿児島県霧島市牧園町 宿窪田3389
[電話&FAX番号]
0995-76-0777 / 0995-76-0778
[事業内容]
宿泊産業
[ホームページ]
http://tenkunomori.net

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